被災自治体の職員 疲労深刻に

引用

東日本大震災の発生から2カ月を迎えた11日、被災地では今も11万人以上が避難所暮らしを余儀なくされている。各地で仮設住宅の建設が進むが、受け入れの見通しは立っておらず、避難所生活が長引くにつれ、「プライバシーがない」「気が休まらない」との声も。特に女性の悩みは深刻で、大きなストレスを抱えている人も少なくない。

 岩手県の中でも、特に被害が甚大だった陸前高田市。高台にある市立第1中学校の校庭には仮設住宅が完成し、入居がすでに始まったが、避難所として開放している体育館には約500人が生活する。

 段ボールなどで区切られた小さなスペースに数世帯が寝起きをともにする。隣の家族との間に間仕切りはなく、消灯後はいびきやせきが聞こえ、夜中にトイレに立つ人の足音も響く。

 「寝顔を見られたくない」。中学3年の女子生徒(14)は震災後の共同生活に戸惑いを隠せず、毎日毛布を頭までかぶって寝る。母親(51)によると、「知らない人と一緒に寝るのはいや」と校庭に止めた車の中で眠る同級生もいるという。

 避難所には、洗濯や入浴設備がないことも悩みの一つ。夫と避難している女性(48)は、盛岡市に住む娘の自宅に週1回車で通い、まとめて洗濯をする。「避難所では干す場所さえない。遠くのコインランドリーに行き、乾燥まで済ませる人もいる」

 入浴は、自衛隊が設置した仮設の風呂を利用したり、1回500円を払って銭湯に通ったりしているが、出費がかさむため毎日は入れない。

 最近は防犯上の懸念も。市立第1中学校の避難所の廊下には「女性や子供の一人歩きは危険」と、夜間だけでなく日中も複数で行動するよう呼びかける張り紙が掲示されている。

 「夜中に屋外の仮設トイレに行くのは怖い。消灯時間の午後9時前には必ず行くようにしているが、水分も控えるようにしている」と別の女性(28)は打ち明ける。

 育児中の母親にとっても避難所生活は我慢の毎日だ。幼い子供のいる家族向けの部屋も用意されているが、9カ月の長男の母親(27)は「授乳のときはやはり人目が気になる」と話す。日中でも子供の泣き声が周囲の迷惑にならないか心配で、最近は夫と長女の4人で車内で過ごすことが増えたという。

 

一部、単なる自意識過剰が混じってるわよ・・・

中学生の寝顔なんて誰も見たがらないし、たとえ見たがっても化粧とすっぴんの差があるわけでもないんだから、どうということないでしょうに(苦笑)

恵まれた生活に慣れすぎて、若い子ほどサバイバル不能な人間に育っている気がします。

でも納得の意見も多いです。

夜中のトイレは嫌よね。授乳も変な目で見られるのが嫌です。

政府の対応の遅さが、仮設住宅の設置の遅さにつながっているわよね。

今の首相を選んだことを国民全体で反省するしかないんでしょう。