精神疾患の顧客損失 賠償命令

引用

浜松市精神疾患の女性(当時62歳)に金融商品の取引を繰り返させたのは違法として、女性の遺族が野村証券(東京都)に取引による損失など約6600万円の損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁は9日までに、同社に約5400万円の支払いを命じた。河村隆司裁判官は「証券投資の知識が不十分で、営業担当者に依存する傾向が強い女性に対し、思うがままに取引を勧誘した」と判決理由を述べた。
 判決によると、女性は94年に同社浜松支店で証券取引口座を開設、06年11月に死去する時点で約4900万円の損失があった。
 女性の遺族は「営業担当者5人の勧誘行為は、女性の能力や投資志向などに照らし不適合な取引」と主張。野村側は「女性に投資判断能力はあり、女性が統合失調症であることも担当者は知らなかった」と反論していた。
 判決では「担当者全員が精神疾患を全く知らなかったとは明らかに虚偽を述べている」と認定した。
 野村ホールディングス・グループ広報部は判決について「主張が認められなかったのは誠に遺憾。今後の対応は判決文を精査した上で検討する」とコメントした。

 

ひどいですね。

きっと、いいカモだと思って嘲笑いながら利用していたのでしょう…

証券会社の汚いやり口が目のあたりで、亡くなってしまった女性は本当に悲惨だと思います。