韓国 「プチ整形」も人気

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 円高・ウォン安を背景に韓国を訪れる日本人が急増している。韓国観光公社の調べでは、今年3月に韓国を訪れた日本人は、「冬のソナタ」に沸いた04年10月の約26万人を抜き、過去最高の30万人台。空前の韓国旅行ブームを支えているのは数年前のヨン様人気と同様、6割を占める女性たちだが、今回はちょっと事情が違うようだ。
 ソウル・明洞(ミョンドン)のファッションビル10階の皮膚科・形成外科病院「アルムダウンナラ」にも、日本人女性の姿が引きも切らない。
 「日本も含めて今までで一番丁寧。通訳もいるし、また来たい」と東京在住の女性(25)。約3時間かけた「治療」は角質除去の各種エステや、にきび対策の顔面注射など。皮膚科専門医の処方に基づく「メディカル・スキンケア」である。
 昨年の外国人来院者は前年より300人多い1300人。うち9割近くは日本人で、大半がメディカル・スキンケアの患者という。
 韓国では日本より美容整形への抵抗感が少なく、若返りの注射を含む「プチ整形」も浸透。二重まぶたにする程度なら、整形したと公言する女性も多い。
 アルムダウンナラの李相浚(イサンジュン)院長は「ボトックス注射を受ける日本人も多い」と明かす。ボトックスは米国で斜視やまぶたのけいれんの治療剤として開発されたが、しわの改善効果も確認されている。同院の場合、治療費は約40万ウォン(約3万円)。「日本での治療より、半額ほどで済む」と言う。
 李院長によると、最近は自分の血液から抽出した多血小板血しょう(PRP)を使う「PRP皮膚再生療法」も流行している。さまざまな成長因子を含むPRPを注射すると、肌が若返るという。
 一方、ソウル・江南(カンナム)区にある芸人皮膚科の金維真(キムユジン)院長は「サーメージ治療を受ける日本人も多い」と言う。高周波のラジオ波を利用し、たるんだ皮膚をひきしめたりする治療だ。最近は、重要なプレゼンテーションを控えた韓国人ビジネスマンら男性の受診が増えているという。
 これを後押ししているのが、韓国政府による「医療観光」の推進政策だ。今年1月の医療法改正(5月施行)に伴い、病院は外国で広告を出したり、外国人向けに治療費を割り引いたりできるようになる。08年に韓国を訪れた医療観光客は約2万5000人だったが、政府は12年に10万人の受け入れを目指す。
 一方、「皮膚に炎症が起きた」などのトラブルも増えている。06年に韓国消費者院に寄せられた、美容整形などに伴う被害救済申請は71件。04年の約1.9倍に当たる。病院を選ぶ際は、専門医かどうかの確認や施術前の写真撮影のほか、「過度な期待はしない」ことも大切だという。

海外で整形とはすごいですね。

言葉の通じない海外で手術してトラブルがあったら大変だと思うのですが…

でもちょっと気持ちは分かります(笑)