ミラーおじさん、行列の理由

引用

ようやく完成し、5月22日に開業が決まった東京スカイツリー。連日、大賑わいだが、その人ごみの中心にいたのが、この大きな凸面鏡付きの自転車を引く奇妙なおじさん。遠巻きに見ていると、地元民から「あの人はこの辺で有名な“ミラーおじさん”だよ」との声が。スカイツリーを訪れたら記念撮影したいところだが、全長634mものツリーを全部入れての撮影は至難の業。まして自分撮りは不可能。だが彼の持つ凸面鏡の前に立つと、ツリーの全体を入れて撮影ができるのだ。しかも鏡の使用料は無料! でも、なぜこんなことを? ミラーおじさんこと谷伸吉さん(69歳)に疑問をぶつけてみた。
 「2年半前、俺自身がスカイツリーと記念撮影がしたくてさ、あの凸面鏡を持ってツリーの下に行ったの。そしたら、通行人に『私たちにも貸して』って言われて。気づいたら行列ができていたんだ」
 ツリーと写真を撮るために、凸面鏡というこの発想! 取材中、数分の間にも次々と観光客に声をかけられる盛況ぶり。この人気ならカネをとってもよさそうだが、「お金はとらないほうがみんな喜ぶし、なんかいいじゃん」と谷さんは笑う。スカイツリーの新名物。見かけたら、声をかけてみよう。

 

お金をとらないってのが素敵ね。

こういう高齢者はとてもいいって思うわ。

でもお金をとったら、同じような人がたくさん出そう(笑)