落城ムード? 大阪市職員の声

引用

27日投開票の大阪市長選で、現職の平松邦夫氏(63)が落選し、前大阪府知事橋下徹氏(42)が当選してから一夜明けた28日、大阪市北区中之島にある大阪市役所では、現職市長の落選だけでなく「市役所をぶっつぶす」と公言してきた橋下氏が大量得票で当選したことで、一気に“落城”ムードが広がっている。これまで橋下氏の姿勢に激しく反発してきた市幹部たちも「変化を望む民意が出たということ」とあきらめの表情だ。
28日午前に開かれた定例の幹部会では、さっそく新市長の受け入れが議題に。議会日程や所信表明演説、予算編成に向けて橋下氏サイドと調整する必要があることなどが確認された。ある市幹部は「スムーズに業務が行えるよう、新市長の意向を聞きながら準備をする必要がある」と話した。
橋下氏はこれまで、市職員を「市役所は税金をむさぼり食うシロアリ」などと批判。前夜の記者会見でも「民意を無視する職員は去ってもらう」と自主退職を求める発言もしていた。
ある市幹部は「シロアリといわれたことは気分が悪いが、時々の市長に務めるのが公務員の役目。平松さんに従ったように、橋下市政になれば、橋下さんの指示に従う」とコメント。
方針転換となる「市営地下鉄・バスの完全民営化」を突きつけられる交通局の幹部は「当然、検討を進める。まずは新市長に具体的な手順や方向性を聞くことがスタートになる」と語った。また、大阪府域内の消防を統合する「大阪消防庁」構想の対象となる消防局職員は「具体的なイメージがまだ示されていないが、やるべきことを粛々とやるだけ」と話した。
市役所に出勤する職員の声はさまざまだ。橋下氏に期待しているという男性職員(44)は「日本で大阪がリーダーとして力を発揮できるようになれば」と前向き。区役所勤務の男性職員(52)も「シロアリという言葉をそのまま受け止めず、変わらないといけないというメッセージと思うようにする」とした。
一方で「破産会社と呼んだ府庁を退任時に優良会社と評したように、市役所でも最初は激しく批判し、最後は職員をほめて自分の成果だといって出ていく戦術なのでしょう」という冷ややかな声も。複雑な心中からか、登庁する職員に声をかけても「仕方ないので…」などと手短かに答え、足早に立ち去る職員も少なくなかった。

 

戦術とか何とか理屈だけ一丁前なのは困りものよね。

やることやってから偉そうなこと言いなさいよ。

実績も貢献もない人間がそういう目線をすると腹立たしいのよね。