三菱UFJが1兆円の公募増資へ

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 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が、年内にも1兆円規模の普通株公募増資を実施する方向で最終検討に入ったことが14日、分かった。金融危機を受け、米欧では銀行の財務基盤強化の動きが強まっている。グローバル展開を進める三菱UFJFGとしても、普通株発行で自己資本の量と質を高め、国際的な資金需要に応じる態勢を強化することが不可欠と判断した。週明けにも最終決定し、9月連結中間決算を発表する18日に公表する日程で調整している。
 最大で25億株程度を発行する。実施すれば1株あたりの価値も目減りするため、引受先の証券会社などと、株価や国内外の投資家の反応を見て決断する。発行価格を直近の株価で単純計算すると、資金調達額は1兆2700億円にのぼり、国内金融機関で過去最大の普通株増資となる。
 金融危機による株価下落の影響などを受け、メガバンクは昨年から今年、相次いで大規模資本調達を実施。三菱UFJFGは大手他行に先駆け、昨年12月に約4千億円の普通株増資を実施したばかりだ。
 しかし、20カ国・地域(G20)の財務相中央銀行総裁会議は金融機関への規制強化で合意。普通株内部留保による純粋な自己資本比率を2012年から段階的に引き上げる新基準が導入されるなど、財務基盤強化をめぐる環境は厳しさを増している。
 自己資本の質量で3メガバンク首位の三菱UFJが、早々に第2弾の大型資本増強に踏み切れば、他の金融機関も増資に向けた動きを加速させることになりそうだ。

 

いよいよですね。

これで金融株がさらに下がるのか、それとも上げに転じるのか…

予断を許しません。