Google対抗 相次ぐ新エンジン

引用

インターネット上で欲しい情報を探してくれる検索エンジンの新サービスが相次いで登場している。検索の高速化、高度化、パーソナル化を図り、米グーグルの独占状態に対抗したい考えだ。
「Twine」「hakia」などの検索サイトはユーザーのネット利用状況を反映した検索結果ページのパーソナライズに主眼を置く。一方、「Searchme」は米アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod touch」のような画面を表示、写真や画像をただ並べるだけでなく、ページをめくるような感覚で閲覧できる。「Kosmix」では政府情報、ブログ情報、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)情報といった具合に仕分けして、情報整理の手助けをする。
18日からは新たに「Wolfram Alpha」がスタートした。これは検索というよりは計算サービスともいえるサイトで、情報を噛み砕いて答えを導き出す。例えば特定のレシピのカロリー計算をする場合、グーグルなら各成分ごとのカロリーを調べて自分で足し算をしなければならないが、Alphaの場合はレシピ名を入力すると、サイトが計算してカロリー表を表示してくれる。
米国で人気の一言ブログサービス「Twitter」は、ネット上で交わされているチャットのリアルタイム検索機能を提供し、ニュースや情報が流れるスピードについて行こうと努めている。
調査会社コムスコアの統計によれば、米国のネット検索市場に占めるグーグルのシェアは約64%。これまでに、「グーグルよりもパワフル」な検索エンジンをうたった新興サービスの「Cuil」、ユーザーによるランク付けで表示順位を決める「Wikia」などが登場したが、グーグルの優位は動かせないままだった。
しかし最近の新しい検索サービスは、こうした過去の失敗を念頭に開発されている。中でも有望なのはリアルタイム検索だと、コムスコアのグラハム・マッド氏は言う。
Twitterの検索では、同サイトに投稿されたコメントが数秒で反映され、ユーザーはネット上で今何が話題になっているかを瞬時に把握できる。
大手SNSFacebookFriendFeedもリアルタイム検索を実験中と伝えられているが、こうしたサービスで検索できるのはそのサイト内のみ。これに対し「Scoopler」は、こうしたサイトの情報をすべて取り込むことを狙い、「TweetMeme」「OneRiot」などの新サイトもリアルタイム検索に力を入れている。

 

はたしてどうなるんでしょうか。

googleがいいのは、企業のサイトも政府サイトも一般個人のサイトも、全て同一の基準で分け隔てなく順位をつけて表示してくれることです。

ヤフーのように有名サイトばかりが上に来て、結局情報としては役に立たない…では意味がありません。

リアルタイム検索は確かに新しい情報が入りますが、情報元を制限した段階で「その空間内の情報」しか手に入らない、SNSと同じになってしまいますよね。

それだと検索エンジンとしてはgoogleに永遠に及びません。

Web2.0の発想が弱いというのでしょうか。

やはり利用者の利用状況を踏まえてより役立つ&人気のあるサイトを上位表示するのが利用ですが、googleはすでにそちらに取り組んでいますよね。

情報量が多い分、やはり優位は変わらない気がします。

Wolfram Alpha」の日本語版を楽しみにしていますが、こちらはgoogleとは違った観点で調べ物をするのに役立ちそうです。

調べるものの目的に応じて検索エンジンを使い分ける時代が来るのかもしれませんね。

対象特化型の検索エンジンを複数使いこなさないといけないとするとかなり面倒ですから、そのうちそれら全てをまとめて検索するようなサイトもできたりして…

何だかキリがないですね(笑)