男性介護者の“駆け込み寺”

引用

 男性介護者の“駆け込み寺”として相談や交流、政策提言にあたる初の全国組織「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」(京都市上京区、荒川不二夫代表)発足会が8日、京都市北区立命館大であった。約150人が集まり、男性介護の現場を巡る切実な声が続々と上がった。
 男性介護者とは、在宅で妻や親を介護する夫や息子ら。在宅介護者の3割を占め、女性よりも孤立しやすいとされる。発足会では事務局長の津止正敏・同大学産業社会学部教授が「介護のため職場を失い、追いつめられた末の殺人も後を絶たない。男性介護者の声を集め、身の置き所を作り、八方ふさがりの状態に風穴を開けたい」と強調した。
 リレートークで「認知症を発症した妻は『なぜ私が。神様助けて』と嘆いたが、何をしていいか分からなかった。先輩男性の体験を共有する場ができてうれしい」などの声が出た。事務局(075・811・8195)。

人口が増えて、豊かになって…それなのに人と人とのつながりは希薄になって、近所同士の助け合いの心と習慣は失われてしまいました。

今後、こういったセーフティーネットがますます必要になっていくんでしょうね。