オゾン層の回復 軌道に乗る?

引用

有害な紫外線をさえぎるオゾン層が破壊されて穴があいたような状態になる、南極上空の「オゾンホール」が、ことしは去年よりも小さいことが国連機関の調査で分かり、今後、時間はかかるもののオゾン層の回復が軌道に乗り始めたと評価しています。

これは、オゾン層を破壊するフロンガスなどの排出を規制する国際的な枠組み、「モントリオール議定書」の採択を記念した9月16日の「国際オゾン層保護デー」を前に、国連の世界気象機関が発表したものです。
それによりますと、オゾン層の破壊が深刻な南極の上空にある「オゾンホール」の大きさは、今月中旬の時点で1850万平方キロメートルで、去年の同じ時期よりも20%ほど小さいということです。
世界気象機関では、フロンなどの破壊物質の量は2000年ごろをピークに、このところ年に1%程度ずつ減っており、オゾン層の回復が軌道に乗り始めたと評価しています。
ただ、オゾン層を破壊する物質は、長期間、大気中にとどまるため、オゾン層が1980年より前の水準に回復するためには、今後数十年の時間がかかるとしています。
また、フロンの代わりに使われるガスの中には温室効果が高いものがあり、地球の温暖化の原因となるおそれがあるとして、世界気象機関では、こうした物質の削減も各国に呼びかけています。

 

本当ならすごいわ。

人類もやればできるのね。