シーン別「差別化」飲料続々

引用

 キリンビバレッジは2月2日より、“仕事の合間の休憩時に飲む紅茶”を切り口にした新商品『キリン 午後の紅茶 エスプレッソティー』を全国で発売する。アサヒ飲料も2月16日より『アサヒ 十六茶』を“朝の健康ブレンド茶”としてリニューアルする。これまで、“飲用シーン”にスポットを当ててアピールするドリンクは缶コーヒーが多かったが、その他の飲料も飲用シーンで差別化を図り、新たなユーザーに訴求する。
 キリンビバレッジのトップブランドより発売される『キリン 午後の紅茶 エスプレッソティー』、は濃い味や深いコクが特徴の「ウバ」や「アッサム」などを中心にブレンドし、高温・高圧のエスプレッソで抽出したミルクティー。「仕事の合間に缶コーヒーが多く飲用されているものの、風味に満足していない人がいる」点に着目し、開発された。容器や容量も“オンタイムの休憩時”を意識し、小容量の190缶を採用。同社は「日常生活における“紅茶”の新たな飲用シーンを続々とご提案することで、紅茶飲料市場をさらに活性化していく」としている。
 一方、1993年より続くロングセラーブランド『十六茶』をリニューアルするアサヒ飲料は、同商品の「朝の購入比率が競合の茶系飲料に比較して高めという実態がある」(同社)ことから、商品の特徴である「カフェインゼロ」を大きくアピールするとともに、カリウムの含有量が多いと言われるあわ、きび、ひえ、発芽大麦を新たに採用して“朝の健康的な水分補給”という側面を打ち出すほか、パッケージにも明記していく。
 なお、“飲用シーン別”商品でにぎわう缶コーヒー市場では、“朝専用”を謳った『ワンダ モーニングショット』(アサヒ飲料)、“食後”を切りにした『BOSS 食後の余韻』(サントリー)、“男性の午後のブレイクタイム”に着目した『ジョージア ご褒美ブレイク』(コカ・コーラシステム)などがある。

 

相変わらずどこも柳の下のどじょうですね(苦笑)

それにしても、差別化は時代のキーワードですか…