ベイ選手にフロントが謝罪へ

引用

 今季ここまで19勝42敗の最下位に低迷する横浜の佐々木邦昭球団社長(62)、村上忠則チーム運営部門統括(59)が23日に選手に謝罪、さらに補強問題を中心にチームの将来的なビジョンを説明する。リーグ戦再開に向けて同日に横浜・中華街で開催される首脳陣、選手、裏方のみが参加する決起集会に異例の参加を申し入れ、フロント陣が陳謝することで現場と“一枚岩”態勢で巻き返しを図る。
 頭を下げても、事態の収拾に乗り出すほかはなかった。決起集会への異例の参加を決断した村上チーム運営部門統括は「(フロント粛正など)いろいろな報道をされて選手も不信感を持っている。選手たちに不安を持たせて責任を感じている部分がある」と厳しい表情で説明。その上で「(チームの成績不振は)選手やコーチでなくわれわれが悪い。決起集会への参加は初めてだけど、お互いにとって良い形になると思う」と現場との“一枚岩”態勢の構築に力を込めた。
 田代監督代行就任後もチームに上昇の気配は見られず、特に最近17試合で2勝15敗。交流戦を終えて借金23で最下位。3位・中日とも13ゲーム差とクライマックスシリーズ(CS)進出も極めて厳しい状況だ。19日の臨時株主総会では若林オーナー(TBSホールディングス取締役相談役)がチームの現状について「そりゃ不満に決まっているよ。原因ははっきりしているんだから。“補強しろ!”と言った」と激怒すると同時に、今オフのフロントの大粛清も示唆していた。
 その中、決起集会は今年も例年通りリーグ戦再開前に首脳陣、選手、チームスタッフで行われる予定だったが、球団幹部の1人が「こういう時期だからこそフロントと現場の意思疎通を強固にしなければいけない」と進言。数日前に球団トップの参加が決まった。村上統括は「特別何を話すというわけではない。田代監督代行をみんなで支えていこうという形だから」と明言を避けたが、集会の席上では謝罪、さらに緊急補強を含めた今後のチームの強化方針を説明する。今季は総額年俸3億円以上をかけて外国人4選手を補強しながら、グリン、マストニーの先発陣が成績不振で2軍落ちし、ジョンソンも打率・193と低迷。一部の選手からは「ウチの外国人補強は毎年失敗を繰り返している」など厳しい批判と不満が噴出。さらにこれまで佐々木、谷繁、石井琢クルーンら主力選手の流出を防げなかった“無策ぶり”にも、現場がフロントに強い不信感を抱いている現状がある。
 村上統括は今後の補強について「先発ができる外国人投手を補強する。今は絞り込んで交渉している。トレードもできるだけ早く決めたい」。同じ釜の飯を食うことで、心を一つにして後半戦に向かう。

 

大変な状況ですね。

はたして来年はどうなるのでしょうか…

と、リーグ戦の途中で言うのもどうかと思いますが(笑)