TBS視聴率ピンチ 1ケタ続出

引用

 TBSは4月から大幅な番組改編を行ったが、すべての番組の視聴率が1ケタという日が数回記録され、早くもピンチに立たされている。
 低視聴率に泣かされたのは9、14、15、22の4日。「全日(6〜24時)で2ケタの番組が1本もないという現象は最近では聞いたことがない」と他局の関係者も驚きを隠せない。
 TBSは昨年、編成局長が交代し、今回は“第二の開局”ともいうべき大改編を行った。その改編率は70%以上、特に生放送にこだわった。
 ゴールデンタイム(19〜22時)にニュースをもってきた「総力報道!THE NEWS」(月〜金曜後5・50)は、同社を退社しフリーとなった小林麻耶がメーンキャスターを務め、スペシャルスポーツキャスターとしてシドニー五輪女子マラソン金メダリスト、高橋尚子を迎えたが、17日の8・5%(第2部、ビデオリサーチ調べ、関東地区)が最高で、なかなか2ケタに到達しない。
 4時間を割いての「ひるおび!」(月〜金曜前11・0)はファッション、グルメ、健康など女性が求める情報をタレントの恵俊彰の司会で、曜日ごとに俳優の寺脇康文高橋克典石黒賢高嶋政宏ら男性陣で臨んだが、2〜4%という状況が続いている。
 そのほか、人気番組の曜日移行、23時台にバラエティー枠を作るなど新たな編成に取り組んでいるが、ことごとく裏目に出ているようだ。連ドラについても「ゴッドハンド輝」「夫婦道」などが数字に恵まれていない。
 この結果を受けて、石川眞実常務取締役編成制作本部長は、定例の社長会見の中で「大変情けない限り。午後7時台をニュースにしたのは、生活習慣を変えて先駆者になっていこう、必ずこういった時代がくると思って新編成をしたので、定着するまで多少時間がかかると思います。それぞれの番組については反省点も踏まえ善後策を検討している」と語った。
 5月23日からは木村拓哉脳科学者に扮する話題の連ドラ「MR・BRAIN」が始まるなど好材料も用意されている。本社ビルに隣接する赤坂サカスをはじめとする複合施設などの収入で、最近では他局から「不動産会社」と揶揄(やゆ)されるTBS。視聴率での巻き返しはいつになるか。

視聴率はあくまでも見ている人たちの中でのパーセンテージですから、相対的なものですよね。

要するに他の番組との比較でしかないわけですから、それでいきなり1桁はさすがに厳しいですね…

視聴者の絶対数自体が減っているはずですから、視聴者数にしたらとてつもなく少ない数になりそうです。

もともとテレビって惰性で見ている人がほとんどですよね?

新しい情報や行動に敏感な人はネットや衛生、その他のメディアに流れるはずですから、惰性で見ている人を相手に新しいスタイルを求めて先駆者になるという発想は完全に間違っている気がします。

そもそも「普通のテレビ番組」という時点で先駆者にはなりえない気も…(苦笑)

でも、先駆者とはそういう批判の声を浴びながらも、大半の予想を裏切って結果的に成功するものですよね。なので、まだ分からないと思います。

はたして今後どうなるか、楽しみにしたいですね。